2011年11月17日
夜はビーニ氏と食事。
翌日企画されているItalia Nostraでの講演会を
セッティングしたのが、まさに彼。
この日は、ItaliaNostraペスカーラ支部長代理のアドリアーナと
顔合わせを兼ねた食事会をすることに。
前日に「何が食べたい?」と聞かれたので、
魚をリクエスト。
実は、友達の家やお店以外にアブルッツォで魚料理を狙って食べに行くのは初めて。
魚介も美味しいとは聞いていましたが、
外食となるといつも羊をはじめ肉を求めて山ばかりに行ってました。
さすが海沿いの町だけあって、
ペスカーラの中心地からやや南に行くと、
魚料理専門のレストランがチラホラ出てきます。
最初に狙っていた店は満席で入れず、
2件目のお店で落ち着く。(って店の名前忘れた・・・確認しよ)
お店の人のお勧めにしたがって、
まずは前菜を適当に持ってきてもらうことに。
って、
この前菜がプーリャを思わせるボリューム!
doriが去年のアブルッツォ旅で撮った写真をパネルにしてくれたので、
それをビーニ氏にプレゼント。
とても喜んでいました。
写真をゆっくり見てる間もなく
どんどん料理がテーブルを埋め始め、
思わずパネルを立てかけて鑑賞^_^;
冷たい前菜に続いて
温かい前菜も次々に運ばれてきます。
上の写真から、
イワシマリネのブルスケッタ、
カニやアサリ、ツナボールなどのフライ、
バカラのマリネ、
タコのマリネ、
イカのマリネ、
ムール貝のワイン蒸し、
シャコの様なエビのトマト煮、
魚介とジャガイモの煮込み・・・
どれもシンプルで美味しい。
というか、アブルッツォでプーリャみたいな前菜を食べれる事実を知って嬉しい!
残しては申し訳ない・・・
と三人で四苦八苦しながらほぼ完食。
続いてプリモへ。
le sagneというアブルッツォではよく食べられるショートパスタ
(アンナマリアもよく作ってくれます)
魚介とヒヨコ豆のスープ仕立てで頂きます。
ビーニ氏と2人で頼んだので
シルバーの大きな高杯で運ばれてきました。
魚介スープの旨味が
ヒヨコ豆やパスタにしっかり滲みこんでいて
本当に美味しかった~!
アドリアーナが頼んだのは、
これまたアブルッツォと言えば!のキタッラ!
こちらも魚介をふんだんに使った一皿。
どちらのパスタも弾力があって、
しっかり味のついた魚介のダシとの相性抜群。
にしても、
大量の前菜を食べたあとに、このボリューム。
美味しかったけど、皆完食はできず・・・
リモンチェッロで少し消化を促します。
食事中の話題は日本での震災から始まり、
私の日本での仕事の話、
そして30年来の友人である彼らにまつわるエピソード・・・
ビーニ氏ともかれこれ8年の付き合いになりますが、
彼という人について他の人からゆっくり話を聞く機会はあまりなかったので、
新鮮な気持ちで彼らのやり取りを楽しみました。
友達の魅力を新たに発見するのは嬉しいものです。
「お友達ばかりの集まりだから、
気楽な気持ちでやればいいから」
と、明日の講演が憂鬱な私を励ます二人。
講演の内容以前に、
私のイタリア語がどこまで伝わるのかが不安なのです・・・
と心の中でつぶやきつつ・・・
ここまできたらあとは全力を尽くしてやるしかないです。