2011年11月20日
動物に夢中のディエゴ。
図鑑をひっぱり出してきては暖炉の近くを陣取り、
片っ端から動物の名前を読み上げていきます。
私なんかは日本語でも自信ないぞ・・というような動物の名前まで既に覚えているから、
この時期のスポンジの様な記憶力は本当に羨ましい。
さて、11月のお楽しみと言えば・・・
日本ではボジョレー・ヌーヴォーが有名ですが、
イタリアにも同じくNovello(イタリア語でヌーヴォー:新しい、出来たてのという意味)が出回るのもこの時期。
このNovello(ノヴェッロ)、イタリアでは食後に焼き栗と合わせて楽しみます。
通常の赤ワインより比較的軽くて甘口なノヴェッロは、
食事と合わせるというよりは、デザート感覚というのは頷ける。
いそいそと暖炉の火で焼いたホクホクの栗とノヴェッロ、
ワインのウンチクはさておき、季節の楽しみ。
もう一つ、この季節に出回るものと言えば、、
オリーブオイルのこれまたノヴェッロ。
オリーブ畑も多いアブルッツォ。
まだまだ個人所有のオリーブ畑も多く、この季節家族が集まってオリーブの実を収穫し、
近くの搾油場に持っていくとオイルにして瓶や缶に詰めてくれる。
そして、親戚や友人なんかと試飲が始まる。
出来たてのオリーブオイルはパンと楽しむ。
出来たての青苦さが残るオリーブオイルとパン。
これだけで十分に美味しい。
誰の家のが美味しい、あーでもない、こーでもない、と言いながら食べ比べるのもまた楽しい。
収穫の秋だけの贅沢なお楽しみ。