聖なる顔、マノペッロManoppello
まちの中心である旧市街は、
標高257mの小高い丘の尾根に沿って住居が並ぶ小さなボルゴ。
ペスカーラやキエティからもアクセスの良い公道沿いには、
近年住宅開発が進み人気が出ているManopelloScaloエリアがあります。
旧市街の町並み
旧市街にある教会のファサード。
何よりマノペッロを語る上で欠かせないのは、
旧市街から南に約1キロに位置するVolto Santo聖堂に安置されている”il volto Santo”、
直訳すると”聖なる顔”の存在です。
ピンクと白の幾何学模様のファサードが印象的なVolto Santo聖堂。
聖堂に安置され見学が可能なVoltoSanto。
反対側が透けて見えるほど薄いベールにキリストと考えられる顔が浮かび上がります。
1506年に一人の巡礼者がマノペッロに持ってきたとされるこのベールは、
どのような技術で描かれたのか謎に包まれ、聖骸布ではとの説もあり、
その聖なる姿をひと目見ようと世界中から巡礼者が耐えません。
薄いベールに浮かぶ”聖なる顔”は一見の価値ありです。
マノペッロでもうひとつ是非訪れたいのが、
1208年に完成した中世フランスシトー派によるゴシック様式の修道院、
Abbazia di Santa Maria Arabonaです。
ゴシック建築独特の高い天井と縦長に切られた窓からは柔らかな光が注ぎます。
基本情報
Access:車:RomaTiburtinaから有料道路A24からA25を利用して約1時間45分。Pescaraから約30分。
公共交通:バスでPescaraからSerramonacesca、電車でPescaraからAlannoへ、そこからはタクシーで約10分。
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