アブルッツォ州基本情報 informazioni sull'Abruzzo

位置 Territorio

アブルッツォ州は、東にアドリア海を望むイタリア中部の州です。西は首都ローマのあるラツィオ州、北はマルケ州、南はモリーゼ州に隣接しています。
アブルッツォ州の人口は約132.6万人(2011年)。州都ラクイラのあるラクイラ県をはじめ、ペスカーラ県、キエティ県、テラモ県の4つの県からなり、305の自治体(コムーネ)があります。

州章

位置 Territorio

地理・地形 Geografia

州面積の約65%を山河口が占め、イタリア半島を縦断するアペニン山脈最高峰のコルノ・グランデ(2,914m)やマイエッラ(2,793m)といった山々が連なります。山岳地に次ぐ州全体の約34%は丘陵地で、平地はわずか1%にとどまります。
アドリア海沿いに約130km続く海岸線は、夏場リゾートを楽しむ人々で賑わいます。北部は主に砂浜が、南に下るにつれ小石の浜や岩場が多くなるのが特徴です。
また、石灰質を多く含む地質により、山間部には水の浸食で作り出された渓谷や湖なども多く、変化に富んだダイナミックな風景が魅力です。
ヨーロッパで「緑の州」と呼ばれるほど緑豊かな自然に恵まれ、3つの国立公園と1つの州立公園を有します。これらの公園内外に指定された自然保護区は州土の36%に及び、希少な植物やアブルッツォカモシカやマルシカ熊に代表される固有の野生動物が生息しています。

地理・地形 Geografia

地理・地形 Geografia

地理・地形 Geografia

歴史・文化 Storia e Cultura

アブルッツォ州は、旧石器時代から人々が生活を始めていたとされる遺跡が残っています。
紀元前2世紀頃にはローマ帝国の支配下で多くの植民地が建設され、首都ローマや他のアドリア海の都市へつながる道路整備などが行われています。
ローマ帝国滅亡後は、ゴート人やロンゴバルディ人、ノルマン人などの支配を受け、13世紀にはシチリア王フェデリコ2世の台頭により、現在の州都であるラクイラが建設されます。
14世紀頃からは、ナポリ王国のアンジュー家やアラゴン王国の影響を受けるようになり、この頃から、特にラクイラ地方を中心に毛織物業が発達し、地域の重要な経済資源となります。
夏はアブルッツォの山々で放牧し、冬になると南のモリーゼ州やプーリア州へと羊を連れて大移動する習慣は「トランスマンツァ(transmanza)」と呼ばれ、この習慣から生れた風習や文化は今でも色濃く残ります。
その後も、1861年にイタリア王国が樹立されるまで、スペインやナポリ王国、ブルボン王朝などの支配下で、位置的な宿命からも外敵に翻弄された歴史を辿りました。

歴史・文化 Storia e Cultura

歴史・文化 Storia e Cultura

歴史・文化 Storia e Cultura

4つの県 Le province

4つの県 Le province

  • L'Aquila ラクイラ県
  • Chieti キエティ県
  • Pescara ペスカーラ県
  • Teramo テーラモ県