2008年9月23日
Cisterninoに行ってきます。
と言うと、
イタリア人でも
「どこ??」
という反応をする人が多いですが、
ずっとずっと行きたかった街についに行くことができました。
ガイドブックには勿論載ってなくて、
例によって情報は陣内秀信さんの「南イタリアへ!」のみ。
文中の「私鉄に揺られ…」という言葉だけを信じて、スッドエスト鉄道の時刻表からCisternino駅を発見。
アルベロベッロに立ち寄った後、アルベロベッロからマルティーナフランカで乗り換えて行きます。
ある程度覚悟はしてたけど、
アルベロベッロ駅では「駅員はいるけど夏休み期間中なので切符は買えない」という、
完全にあちら都合で切符が買えず。(ちなみに主要駅への切符は近所のガソスタ等で買えます)
とは言え、駅員も暇らしく、色々気を利かせてくれて(というか私がしつこかった)、マルティーナフランカの駅員に切符を持たずに私たちが向かうことを伝えてくれる。
電車を待たせてマルティーナフランカで切符を買っていざチステルニーノへ。
この辺でもずっとアルベロベッロと同様の古いトゥルッリがたくさんあります。
街へは、前出著の「駅をおりてオーリーブの坂道を抜けると…」という言葉だけを頼りに、
荒れた廃墟を縫ってたどり着く。ここも過疎化、高齢化が進んでいる様に見える。近道だったけど決して戻りたい道ではなかった。
そこでやっと“i Borghi piu’ belli d’Italia”の標識を発見。間違いなくここが目指していた場所です。
既に感無量。
今の私を導いてきた原風景であるカプリやサントステーファノの街並みも、
元を辿ればチステルニーノにたどり着きます。
迷路の様な道を進むワクワク感、突然開ける広場、広場には友達とカードを興じるおっちゃん。
窓越しに聞こえるテレビの音や食事の音に、お母さんが子どもをしかる声…
白い壁とのコントラストが美しいはためく洗濯もの、切り取られた青い空、日本で見るそれよりもやたら大きいブーゲンビリア…
道行く人を見守るようにひっそりたたずむマリア像には花が絶えない…
そこに住む人が営む日常を肌で感じることができるこのスケール感が、
たまらなく私にはフィットするのでしょう。
この空間を”迷路を楽しむstraniera”としてではなく楽しみたい。
仕事にせよ、生活にせよそこに私の目指す何かがあることを再確認。
そろそろ街を離れようとしたとき、
何年も眺め続けた写真と同じ場所に辿り着く!
そこはやっぱり記念写真でしょ。
